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≪世界で一つの喫茶室≫
 宇治茶道場 匠の館
リーフティの本当の楽しみ方を体験したいという方にぴったりのお奨めスポットがこちら

道場というその名の通り『匠の館』では日本茶インストラクターの資格を持ったスタッフにお茶のおいしい淹れ方を丁寧に説明してもらいながら、自分でお茶を淹れて飲むことの出来る体験型の喫茶室です。
『道場』と堅い肩書きが付いていますが、決して形式にとらわれる事無く、それぞれの人に合ったおいしいお茶の淹れ方を親しみやすく説明してもらえるので、誰でも気軽にご利用いただけます。
使用しているお茶は宇治茶の名に恥じない最上級品の茶葉との事。京都府茶業会議所の運営による施設ですのでお茶の好きな方なら是非立ち寄ってみたい所の一つです。

日本茶に関心はあるけど今更お茶の淹れ方を誰かに聞くのもちょっと気まずい、という方。本格的な宇治茶を味わってみたいけどおいしく淹れられるか不安だし、高い茶葉を大量に買うのもどうかな、と思っている方。是非お試しあれ。

私も何度か足を運んでいますが、本当に落ち着いてお茶を楽しめ、景色も最高の気分のいい喫茶室です。
●建物の中の雰囲気はこんな感じです

店内は落ち着いた和の雰囲気のテーブル席で、1人で入ってもグループで何人かで入っても落ち着けます。お天気がいいと大きく作られた窓から明るい日差しが入って大変気持ちよく過ごせます。



さり気なくおかれた盆栽や小物もこだわりの逸品ぞろいとか。新しさと伝統の重みがバランスよく調和していてなんとも良い雰囲気を醸し出しています。由来などを聞いてみられても良いかも。


●『宇治茶道場』を実際に体験してきました
▼いざ『宇治茶道場 匠の館』へ

この日はお天気もよく、大きな窓から明るい日差しが入ってきて本当に行楽日和の気持ちよい一日でした。ちなみに私はカメラ担当ということなので、写っていませんが、お茶とお菓子はもちろんおいしくいただいてきました

木造平屋のちょっとした別宅といった風情の建物は、まだ切りたての木の香りが漂うような真新しい雰囲気で、室内に入ると森林浴をしているように落ち着いた気分になれます。この日はスタッフには会議所の男性の職員の方が入っておられたので、こちらの趣旨を説明して普段どおりの手順で体験させていただきました。普段から気さくにお話していただいていますが、改まっての説明なので少し緊張気味。

ちなみに喫茶メニューは『宇治玉露』・『宇治抹茶』・『品評会出品茶匠の一滴』の3品ですが、今回は『宇治玉露』をお願いしました。

玉露の淹れ方については、普段私もお茶屋の立場からお客様に説明しているのですが、今回はお客様の立場で説明を受けるという大変貴重な経験をさせていただきました。

お茶の淹れ方の基本は大体どのお茶屋さんでも同じかと思いますが、多少お店によって違う場合もあります。そのあたりもふまえてなのか、あまり堅苦しくなく、好みにあわせてやってくださいという説明でした。

『道場』の名前からお堅い指導を連想されている方もどうぞご心配なく。

最近は海外からの来客者の方も定期的に入られるとのこと。さすがに外国人の方は抹茶席が主だということでしたが、お茶を淹れる・点てるという体験ができる数少ない施設なので人気のある訳も頷けます。


メニューは3種類から選べます。『宇治玉露』と『匠の一滴』には抹茶チョコ・お抹茶にはカステラがついていました。(違うお菓子の時もあるとか)


迷った末にやっぱり玉露をお願いしました。お茶筒・宝瓶(急須)・湯のみ・湯冷まし・お菓子(抹茶チョコレート)・茶殻を食べるための器が付いてきます。


今回はお客の方も日本茶インストラクターなのに、なぜか緊張気味。世間話をしながら丁寧に説明していただきました。


説明はこれくらいにして、こんな感じ↓↓↓で実際にお茶を淹れさせていただきました。

ともあれ、まずお茶を急須にいれます。花柄の茶器は春らしく、とってもかわいらしいもの。My茶器にしたいほど。


次に、あらかじめ湯冷ましで適温まで冷ましたお湯を注ぎます。肝心のお湯の冷まし方ももちろん説明してもらえます。


茶葉が十分開くのを待って、最後の一滴まで絞りきります。この一滴が至福の甘露。お茶のうまみが詰まっています。



さすが、宇治が誇る最高級玉露、香りも味もすばらしい。自分で淹れるとなおさら引き立ちます。どれだけすばらしいかはご自分でお確かめくださいね。


最後に3煎・4煎と味わった後の茶殻を器に移します。玉露なので少し濃緑色ですが、とても若い芽なので、やわらかく新鮮な感じ。



最後はポン酢をつけておひたしの様に頂きます。やわらかくてとても茶殻には思えない食感と若いお茶の芽の香りがたまりません。


●訪問を終えて
いい雰囲気でいただくお茶の味はやっぱり最高のものでした。お茶の淹れ方、飲み方、楽しみ方は一つではないですが、こんな風にゆっくりお茶を楽しむ時間はやっぱり良いものだと改めて実感いたしました。

お茶屋をやってて良かったなあと感じられるのは、何よりすばらしい茶葉に出会ったとき、それを飲んでいただいてお客様においしいと喜んでいただいた時。そんな瞬間を作っていただくきっかけがこの施設にあるのかなと、ふと感じました。

最後に、お忙しい中、私たちのようなお客であってお客でない訪問者にも親切に対応していただいたスタッフの方々、ありがとうございました。


宇治茶道場 匠の館

営業時間/11:00〜17:00
定休日/水曜日

●交通アクセス

京阪宇治駅から徒歩約3分
JR宇治駅から徒歩約10分
お車でお越しの場合、宇治橋東詰めを川沿い上流に200m。駐車場あり、との事です。

※お茶の淹れ方教室も開催されているとの事です。(予約制・先着順にて毎週木曜日)





        


【その他詳しいお問合せ先は】
 社団法人 京都府茶業会議所
 〒611-0021
  宇治市宇治又振17-1
  電話 0774-23-7713
  FAX 0774-23-9651
  E-mail inst-kyoto@lake.ocn.ne.jp

まで直接お願いいたします。


※当ページではご紹介のみさせていただいておりますので、内容についてのご質問は原則としてお受けできません。また、営業時間・接客の内容等は今回の取材時期より後に変更される場合がありますので、直接上記までご確認の上ご来場ください。
※尚、当HPでのご紹介は『宇治茶道場匠の館』さんの許可を頂いて掲載させていただいております。

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