日本茶インストラクターの西出製茶場スタッフが、お茶を美味しく淹れるために必要なポイントをアドバイス
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・・・お茶の達人へ道・・・
もともと素人だった、当店の日本茶インストラクターが分かりやすく解説します!
お茶の美味しい淹れ方【低温甘み法】


以下↓↓↓のような方は是非このページをお読みください。

・おいしくお茶を淹れたいけど、今更教えてもらうのも恥ずかしい。
・かたくるしい説明より、実際に普段楽しむためのポイントが知りたい。
・お茶屋さんではおいしかったのに、自宅で淹れてみてもあまりおいしく入らない。
・玉露や高級煎茶は淹れるのが難しいので面倒くさい。
・どうしても、渋くなってしまう。
・どうしても、薄くなってしまう。
・どうして、お湯をさますのかわからない。
・お湯の温度が何℃なのか温度計がなければわからない。
・茶葉やお湯の量をどれだけ入れれば良いのかわからない。

そんなすべての声にお応えして、当店スタッフ(日本茶インストラクター)が、自身のお茶未経験者だった頃のどうしても知りたかったポイントを中心に、おいしいお茶の淹れ方を解説いたしました。

もちろん、お茶の種類によって淹れ方は違ってきますが、今回は玉露や上級煎茶を淹れる場合に、渋みを抑えて甘味を引き出すためのポイントを解説しております。今まで、お茶を淹れるのが苦手だったあなたも、以下のポイントを押さえれば、りっぱにお茶の達人の仲間入りです。
本当にコツを押さえればだれにでも簡単に美味しいお茶は淹れられます。

※個々の茶種による簡単な淹れ方は、商品のページに全て記載しておりますのでご参考にしてください。
※以下の方法は、当店スタッフによる独自のの淹れ方になりますので、他の資料などに記載の方法と異なる場合があります。あくまで一つの参考としてご利用下さい。


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まず、茶器をそろえます。玉露は湯冷ましになるマグカップ等があると便利です。
(▲)熱いお湯で淹れると、渋みが出て甘味が消えます。
(〇)低温で淹れる事により渋みの元となるカテキンを抑えられます。
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沸騰したお湯を、急須に入れます。急須を温める事で、茶葉が均等な温度で開くので、玉露の特徴の甘みがやさしく引き出されます。お湯は必ず3〜5分沸騰させ、カルキを抜きましょう。水は水道水か、ペットボトルの水ならば軟水を使用しましょう。
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湯冷ましやマグカップ、又は大ぶりの湯のみ等に急須のお湯を入れ、湯を冷まします。お湯は移し替えるごとに約10度温度が下がります。温かい玉露をお好みの場合は、湯冷ましの工程を省いても結構です。低い温度程、抽出時間を長い目にとります。
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湯ざましから、湯のみにお湯を注ぎ分けます(湯のみを温める)。湯のみの8割程度にお湯を入れますと、茶葉が水分を含みますので、お茶は湯のみの6〜7分目に入り、ちょうど良い量になります。※湯のみの大きさに合わせてお湯の量を調節してください。
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茶葉を入れます。茶葉の量は大さじスプーンに約一杯半入れましよう。湯のみの大きさや人数により茶葉の量を調節しますが、基本的に『玉露』は茶葉は少し多い目にするのがコツです。何度も試しながら、自分の好みの量を見つけてください。
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湯のみからゆっくりと急須にお湯を移します。茶葉の真上から入れずに、周りからゆっくりといれましょう。湯のみからお湯を急須に入れる時に、湯のみの底に水滴が付きやすくなるので、底をふくタオルや布を常備することをお薦めします。
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急須にフタをします。何度かフタを取って、茶葉の開き具合を確かめながら、時間の間隔をつかみます。
玉露は1分〜1分半で茶葉がゆっくり開きます。煎茶は45秒位が目安です。


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早すぎると味がでてきません。
低い温度程長くまちましょう。初めての場合は1分の砂時計を置いたり、時間を計って様子を見ます。
※茶葉が開きすぎないよう注意!(渋くなります)
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ころあいを見計らって、フタを押さえながら1〜2度、優しくこぼさないように回しましょう。
1)急須のフタを落とさないように、2)急須の口が湯のみに当たらないように気を付けます。

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左から1 2 3、3 2 1、1 2 3と少しづつ、優しく丁寧に注ぎます。同じ濃さになるようにお茶の色を見ながら廻し注ぎ(まわしそそぎ)をします。最後は必ずしっかりとお湯をしぼり切ります。(渋み防止のため)
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蒸らさないようにフタをずらして2煎目の渋みを防ぎます。湯のみの底をふきんで拭いて茶托(ちゃたく)にのせます。2煎目は湯冷ましにお湯を入れ、少し高温で手早く注ぎ入れます。(長く待つと渋くなります
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さあ、おいしいお茶の出来上がり。お気に入りのお菓子などと一緒に、おいしいお茶でゆったりとしたひと時をお楽しみください。
お客様の前で、お話をしながら淹れるようになれればあなたもりっぱな
お茶の達人】です。